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大型犬との同居

第5章 ~初夜の交尾~

今度は、僕が大喜君の話を聞いている。

「見ず知らずの俺を、助けてくれただけじゃなくて応急処置もしてくれて、心の底から恩を感じたんです…。
それと同時に、行く宛もない状況から落ち着くまでの間だけでも、ココに置いてもらおうと必死になりました…。」

「大喜君…。」

「家事でも身の回りの世話でも、セックスでも何でもするつもりでした…。
だから、ダメ元で必死にお願いしたんです…。」

確かに、あの時の大喜君はかなり必死になってたなぁ…。

「だけど、小太郎さんは俺をココに置いてくれた…。
理由はどうであれ、めちゃ嬉しかったです…。
単純ですけど、その時に小太郎さんの事が気になってしまったんです…。」

「そうなんだ…。」

「それから、一緒に過ごしてる内に好きになる気持ちも強くなって、俺もこのまま小太郎さんと一緒に居たいって思えてきたんですよ」

少しずつだけど、大喜君の表情が明るくなる。

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