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校えっち(校閲)ガール

第28章 伊波杏奈の事情⑤

悠人のフォローのおかげで
スタッフの視線はそれほど気にならなく
なっていた。

それに目の前の悠人だけを気に掛けたい。

全神経を悠人に注ぎたい。

多分これが最後だから。

緊張しつつシーツの中に
身を沈めていると
悠人はその中へ潜り
私の正面にひょっこり顔を出した。

「キャッ……」
「驚いた?」

悠人の悪戯っ子のような笑顔が堪らない。

「ぅんッ」
「可愛い。杏奈」

私の髪の毛をかきあげながら
キスしてくれた。

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