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校えっち(校閲)ガール

第35章 桐生悠人の事情⑨

━━━━━『ふぅ……』
ケイコはあまりにも気持ちよく
つい吐息を漏らしてしまった。
聞き耳を立てていたアツシは
その甘い吐息を聞き逃さなかった。
(まさか彼女が……)
アツシはリクライニングチェアの上に立つと
パーテーション越しに
ケイコの部屋を上から覗いた。
(……おい……嘘だろ)
(……ゃだ……どうして)
アツシとケイコの目が合う。
ケイコは咄嗟にワンピースの裾を降ろし
大事な箇所を隠すが時すでに遅し。



未央は恥ずかしいというより
申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

翔太との行為を俺に目撃された以上に。

未央はきっと
翔太との行為を悪かったなんて
思っていない。

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