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校えっち(校閲)ガール

第38章 結城翔太の事情⑩

「だからって『ハイそうですか』って
簡単に納得出来るわけないだろーがッ!」
「てか、翔太さんと悠ちゃん先輩どっちも
欲しいなんて都合良すぎない?
二兎を追う者は一兎をも得ずって言うでしょ」
「黙れッ!包茎野郎ッ!」

……で、泣く。

ちなみに仮性なんですけどー。

「こらッ!ジュニアッ!俺の可愛い子ちゃん
泣かせやがってッ!」

翔太さんは未央の隣に座ると
子供をあやすようにヨシヨシと頭を撫でた。

未央は安心しきったのか泣き止むと
ウトウトし始め眠ってしまった。

「だったら四六時中一緒に居たら
どーですか?」
「そーだな。それもいいな」

この余裕綽々たる翔太さんの態度。

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