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校えっち(校閲)ガール

第38章 結城翔太の事情⑩

翔太さんはひたすら眠っている未央の頭を
優しい手付きで撫で続ける。

「そんなに未央ちゃんのこと好きですか?」
「好きだねー」
「他に男いるのに?あ……今は知らないけど」
「好きだねー。だって可愛いじゃん。
カレシと上手くいかなくて俺に頼るって」
「それって普通ムカつきません?
利用されてるみたいで」
「俺、普通じゃないもん」
「ですね」

うん。普通じゃない。

俺、未央に利用されて
悠ちゃん先輩への当て付けで
セックスさせられて
正直ムカついちゃったもん。

「未央ちゃんは不器用だから駆け引きが
出来ないんだよ。可愛いじゃん。
意地らしくて」

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