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校えっち(校閲)ガール

第5章 観覧車の校閲

【ナオキとカナミ~第二章~】

━━━━━映画館での行為をナオキは
悔やんでいた。
(カナミが無防備だったからとはいえ
とんでもないことをしてしまった)
ナオキは名誉挽回しなくてはと
観覧車に乗ることを提案した。
(このままカナミを帰すわけにはいかない)
夜景を眺めながら仕切り直しをしようという
思惑があった。
一方のカナミといえばナオキとは真逆で
ナオキに抱かれたいという想いがあった。
(観覧車か……時間的に無理かな)
カナミはスマホでさりげなく
観覧車の所要時間を調べた。
(約15分か……私が積極的になればいけない
こともないけど嫌われちゃうかも……)
互いに異なる感情を胸の内に潜め
二人は観覧車に乗った。

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