
スノードロップ
第2章 はじめまして
「どうしよっかー」
「腹減ったなー」
アオトくんとしずかちゃんが
先を歩き、必然的にわたしと
ハタガヤくんが残され、
しずかちゃんたちの
後ろをついて歩いた。
「今日は、しずちゃんに
何て言われて来たの?」
ハタガヤくんはいい人そうだし
おしゃれさんでもありそうだ。
しかし、けして
ときめいているわけではないのに
男子だっていうだけでこの緊張…
人見知りのわたしには
この状況はヘビーだけど、
相手がハタガヤくんであったことは
不幸中の幸いだ。
黙って隣を歩いてくれる彼を
ちらっと見ると、
にこっと笑顔を返された。
突然話しかけられて、
どぎまぎしながら返事を探す。
「視野を広げなさいって
しずかちゃんが…」
「視野?」
ヘンな事口走ってしまった…
えっと…
「……ごめんなさい。
わたし、うまくしゃべれなくて…」
「ははは。おれなんかに
緊張しなくてもいいのに」
と、ハタガヤくんは笑う。
「腹減ったなー」
アオトくんとしずかちゃんが
先を歩き、必然的にわたしと
ハタガヤくんが残され、
しずかちゃんたちの
後ろをついて歩いた。
「今日は、しずちゃんに
何て言われて来たの?」
ハタガヤくんはいい人そうだし
おしゃれさんでもありそうだ。
しかし、けして
ときめいているわけではないのに
男子だっていうだけでこの緊張…
人見知りのわたしには
この状況はヘビーだけど、
相手がハタガヤくんであったことは
不幸中の幸いだ。
黙って隣を歩いてくれる彼を
ちらっと見ると、
にこっと笑顔を返された。
突然話しかけられて、
どぎまぎしながら返事を探す。
「視野を広げなさいって
しずかちゃんが…」
「視野?」
ヘンな事口走ってしまった…
えっと…
「……ごめんなさい。
わたし、うまくしゃべれなくて…」
「ははは。おれなんかに
緊張しなくてもいいのに」
と、ハタガヤくんは笑う。
