
スノードロップ
第3章 好きになってくれますか?
ユウくんは、
昔から、ひねくれてるっていうか
素直じゃないところはあった。
それでも
小さな頃の4歳差は
大きなもので、
ユウくんが言うことは
全て正しくて
カッコイイことで
小さな頃は本気で、
ユウくんのお嫁さんになりたかった。
いつしか、
ユウくんの手や、唇や
眼差しを見て
ときめきだけじゃない
別の感情も一緒にわいてくるのを
感じていた。
「好き」と「触りたい」は
同じ意味だと思うようになっていた。
離れてしまったユウくんの唇に、
自分から吸い付いた。
ちゅっと音が鳴った。
腹立たしそうにわたしを抱きしめ
ぬるぬるのキスをする。
唾液にまみれながら
ユウくんにささやいた。
「わたし…
ユウくんだけが好きだから」
「……それでいいんじゃねーの。
他の男なんて知らなくても。
オレが全部教えてやるよ」
昔から、ひねくれてるっていうか
素直じゃないところはあった。
それでも
小さな頃の4歳差は
大きなもので、
ユウくんが言うことは
全て正しくて
カッコイイことで
小さな頃は本気で、
ユウくんのお嫁さんになりたかった。
いつしか、
ユウくんの手や、唇や
眼差しを見て
ときめきだけじゃない
別の感情も一緒にわいてくるのを
感じていた。
「好き」と「触りたい」は
同じ意味だと思うようになっていた。
離れてしまったユウくんの唇に、
自分から吸い付いた。
ちゅっと音が鳴った。
腹立たしそうにわたしを抱きしめ
ぬるぬるのキスをする。
唾液にまみれながら
ユウくんにささやいた。
「わたし…
ユウくんだけが好きだから」
「……それでいいんじゃねーの。
他の男なんて知らなくても。
オレが全部教えてやるよ」
