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煙〜男の破滅と解放

第1章 始まりと終わり

その言葉を正人は聞きたくなかった。所詮この男の理性は体内を巡る血には勝てない。正人のペニスはいつの間にか張り詰めていた。リサは正人の体を舐めるように見ていく。すぐにその目はテント状になった正人の股間部を捉えた。しばらくリサはそこから目を離さなかった。

「ごめんなさい。」
「何が?」
「。。。おっきくしてごめんなさい。」
「どこを?」
「おちんちんおっきくしてごめんなさい。」
「何おちんちんって。恥ずかしくないの?」

リサの口元が笑った。リサは正人の耳を舐めた。耳元で唾液の音が響く。リサはねっとりと耳を舐める。

『チュパッ、クチュクチュ。』
「正人さんは。。。変態。」

言葉が正人の心に落ちていった。この一言で正人の理性は完全に姿を消した。自分一人には重かった心をリサに預けたいと強く思っていた。好きにしてほしい。支配してほしい。尽くしたい。正人のしまっておいた欲望が海底から泡が登ってくるようにフツフツと溢れ出した。こうなっては正人はもうダメだった。

「あの。リサさん。」

リサは正人の乳首を弄びながら微笑んで正人の言葉を聞く。

「もっと、もっといじめてください。お願いします。。」
リサはしゃべらない。

「もう我慢できません。僕のおちんちん触ってください。あ願いします。本当にもう無理なんです。リサさん。。リサ様、お願いします。」

リサは正人の口元で口を開いた。

「ふざけるな変態犬。さっさと机の下で私のヒール舐めてきれいにしなさい。」

そう言って乳首を思いきいりつまんだ。快感の波に襲われた正人はもう何も考えられなかった。安い心はとっくにリサに預けていた。机の下に無様に潜り込んだ正人は舌でエナメル質のヒールを舐め始めた。リサが何も言わない間まるで小さい子供を親がいたわるように、丁寧にそして愛情を込めて靴を舐めた。リサはその様子を見ながら赤ワインをゆっくり嗜んだ。自分の魅力、それにリサは酔いしれた。リサもこういうことでしか自我を保てない寂しい女だった。正人の安い心を味わうようにワインと一緒に体に流し込んだ。

「もういい。」

そう言って正人の顔をけった。

「場所かえるわよ。」

そう言ってリサは立ち上がった。正人は人通りの少ないくらい路地を、血が集まったペニスの重さを感じながらリサについていった。

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