無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そんなことない！あなたみたいないい人がいれば。正人はそう言いたかったが、理性が会ったばかりの女性にそんなことを言うのを抑えた。

「最近は毎日が単調で。。」
「そうなんですね。お疲れなのがわかりますよ。」

年上としてリードしたいのに正人は自分の不満を口にすることしかできなかった。彼女の左手が正人の太ももをさすればさするほど会社、社会、同僚、部下、いろんなものに対する不満が口から漏れた。

「こんなはずじゃなかったのに。幸せになりたい。」

ついに正人は初対面の年下の女性にこんなことまで言ってしまった。正人ははっとなった。

「すみません。愚痴ばっかりこぼしてしまって。」
「叱ってほしい？」

頭の中で言葉が泳いだ。どういうことだろう。どれくらい経っただろう。口から自然と言葉が漏れた。

「はい。。」
「じっとしてなさい。」

彼女は静かに、強く言った。
リサの左手が正人のシャツを少しまくった。そして右手が正人の素肌をへそから右乳首に向かって進んで行く。正人は動くこともできなかった。綺麗な首筋から、ドレス生地から覗く大きく膨らんだ胸元を舐めるように見ることしかでしない。リサの指先は正人の右乳首の周りをゆっくり一周した。そして乳首に触れたかと思うと、リサは思いっきり乳首をつまんだ。

「あっ！」

正人は叫んだ、店内に声が響く。その一瞬だけ空気の振動がクラシックの音楽をかき消した。カウンターに座っているお客さんにも声が聞こえたかもしれない。しかし正人にはそんなことを考える余裕もなかった。体が震えた、元々乳首は感じる方だったがこんな衝撃は初めてだった。足、そして手の指先まで快感の波が襲った。

「どうしたんですか？」

リサの鋭い目が正人の眼球を刺した。さっきまでとは明らかに雰囲気が違う。

「正人さんが叱ってほしいっていうから体罰を与えたんです。どうです。もっと叱ってほしいの？」

正人にはまだ理性が残っていた。リサの目を見ることができない。

「いや。あの。。やめましょう。」

声を絞り出した。
リサはにっこり微笑んだ。本当に可愛い、そして綺麗な女性だ。改めてそう思った。

「そうですよね、じゃあやめましょうね。」