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恋と秘密と幼なじみ

第11章 プールの中の恋人

ウォータースライダーの他にもこのプールには愉しめるものがたくさんある。

流れるプールではふわふわと浮くようにして泳いだり、水がざぶんっとかかる樽で遊んだり、二時間に一度始まるスタッフの放水ショーではしゃいだりもした。

もっと遊びたがる陽姫を何とか説得し、焼きそばとハンバーガーを買ってようやく休憩になる。

「あー、疲れた……」
「えー!? まだまだこれからだよ!」

急くように焼きそばを頬張る陽姫は不服そうに笑う。

水の滴る髪が艶めかしさと、子供のような表情のコントラストが女子中学生ならではの健康的な魅惑を香り立てていた。

「じゃあ食べ終わったら流れるプールに行こうか?」
「んー……それもいいけどウォータースライダーが……」
「またおっぱい曝け出してもいいの?」

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