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恋と秘密と幼なじみ

第11章 プールの中の恋人

「じゃあ私も祥吾君に印付ける!」

そう言うなり、陽姫は祥吾の首筋に吸い付く。

「うわっ!? 首かよっ!?」

陽姫は未熟な吸血鬼のように必死でちゅうちゅうと吸ってきた。

「うんっ! ついた!」

自らが付けたキスマークを満足げに眺めて頷いていた。

「これで祥吾君は私のものって証が出来たね!」
「ひめちゃんもだよ。俺の印が付いてるから」
「うん……なんだか嬉しい」

二人はぎゅっと抱き締めあい、激流がぶつかるかのような激しいキスをする。

キスは長く、深く、ベッドの上を転がりながら続いた。
そのキスを中断することなく、祥吾は器用にゴムを装着し、そのまま二人は繋がる。

「ああっ! しょーごくんがっ……挿っ……てきたぁっ……」

彼女に包まれて瞬間、きゅうっと引き絞った心地よさが全方位からかかってきた。

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