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みんなが着替えたり朝の支度をしている隙にようやく祥吾へメッセージを送れた。
とはいえ昨日一日連絡を遅れなかったことを説明出来るような長文は送れない。

モヤモヤとしたまま朝食を迎え、慌てて食べてからスマホを確認したが、祥吾からの返信はなかった。

買える支度をしても、帰路についても祥吾からの返事は帰ってこない。

はじめはメッセージに気付いてないだけかなと思っていた彼女も、次第に焦りが強くなってきた。

（祥吾、絶対怒ってるよね……）

ようやく地元について解散となると、陽姫は大慌てで家に向かった。
そして荷物も置かずに祥吾の家のインターフォンを鳴らす。

今日は学校はなく家にいるはずだ。

しばらくするとドアが開き、祥吾が現れた。