恋と秘密と幼なじみ
第13章 人生終了のお知らせ
「手を繋いでいるところを見られているけどキスしてるところとかを見られてるわけじゃないし」
「うん……」
「うちの母さんなんてテレビ観ながら興味なさそうに訊いてきただけだし、本気で付き合ってるとか考えてるわけじゃなさそうだしな」
「えっ!?」
そこで陽姫は驚いた顔をした。
「どうしたの?」
「いや、その……うちのお母さんはすごい訊いてきたから……付き合ってるのとか、どっちからコクったのとか……」
嬉々として娘に質問責めをする陽姫の母親の顔が浮かんだ。
「そ、それはきっと……娘と息子の差、なのかな……ははは……」
「あれはなんか……確信してる感じだったよ……」
「まさかひめちゃん……」
「もちろん誤魔化したよ!違う、そんなわけない、祥吾君とかキモいしって言って」
「…………そう」
最後の一言は言い訳のためだと知りつつも地味に傷付いてしまう。
「うん……」
「うちの母さんなんてテレビ観ながら興味なさそうに訊いてきただけだし、本気で付き合ってるとか考えてるわけじゃなさそうだしな」
「えっ!?」
そこで陽姫は驚いた顔をした。
「どうしたの?」
「いや、その……うちのお母さんはすごい訊いてきたから……付き合ってるのとか、どっちからコクったのとか……」
嬉々として娘に質問責めをする陽姫の母親の顔が浮かんだ。
「そ、それはきっと……娘と息子の差、なのかな……ははは……」
「あれはなんか……確信してる感じだったよ……」
「まさかひめちゃん……」
「もちろん誤魔化したよ!違う、そんなわけない、祥吾君とかキモいしって言って」
「…………そう」
最後の一言は言い訳のためだと知りつつも地味に傷付いてしまう。