恋と秘密と幼なじみ
第13章 人生終了のお知らせ
どうすべきかと頭を悩ませているうちにスマホがピコーンっとメッセージ着信音を鳴らした。
『ヤバい、とうしよう! ママにバレちゃったかもっ!』
メッセージの送り主は陽姫。その内容も半ば覚悟していたものであった。
祥吾の母と陽姫の母は頻繁にショッピングなどにも行く大の仲良しで、当然噂好きというおばさん特性も発揮している。
どちらかに知られたらもう片方にも知られていると思って間違いない。
『うちもだ。ひとまず誤魔化したけど』
『私も何とかはぐらかしたけど……とにかく一回会って話そうっ!』
『わかった』
二人は家から遠く離れた、駅の反対側にある小さなファストフード店で落ち合った。
「どうしよう、祥吾君っ……」
彼の顔を見るなり陽姫は泣き出しそうなほどに顔を歪める。
「まあ落ち着こう……大丈夫だから、きっと……」
「うん……」
『ヤバい、とうしよう! ママにバレちゃったかもっ!』
メッセージの送り主は陽姫。その内容も半ば覚悟していたものであった。
祥吾の母と陽姫の母は頻繁にショッピングなどにも行く大の仲良しで、当然噂好きというおばさん特性も発揮している。
どちらかに知られたらもう片方にも知られていると思って間違いない。
『うちもだ。ひとまず誤魔化したけど』
『私も何とかはぐらかしたけど……とにかく一回会って話そうっ!』
『わかった』
二人は家から遠く離れた、駅の反対側にある小さなファストフード店で落ち合った。
「どうしよう、祥吾君っ……」
彼の顔を見るなり陽姫は泣き出しそうなほどに顔を歪める。
「まあ落ち着こう……大丈夫だから、きっと……」
「うん……」