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恋と秘密と幼なじみ

第13章 人生終了のお知らせ

母達は愉しんでいる様子もあるし、恋愛に理解もあるのかも知れない。

しかし父親となればそうもいかない。

祥吾の父は真面目な人間で、息子の教育に関しても厳しいところがあった。

学生のうちはとにかく勉強をしておけ。
将来やりたいことが見つかったときに、勉強をしていたことは絶対に無駄にはならない。

この考えが父の考えの根幹にあった。

緩い感じの母とどこでどうなって気があって結婚したのかと不思議に思えるほどに固い。

ゲームや漫画などは父からしてみれば『時間泥棒』に他ならないように見えているようだった。

また、恋に関しても厳しい目を向けている。

祥吾は高校生の頃、同級生の女子とたまたま歩いていたところを父に目撃されたことがあった。

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