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恋と秘密と幼なじみ

第5章 葛藤と幸福

微笑むと同時に可愛らしい桜色の媚貝もひくっと揺れた。

可愛い十二歳の彼女をもっと困らせたくて、祥吾はそこへと顔を近付ける。
そして--

「ひゃあっ!?」

当たり前のようにそこを舐めてしまっていた。

「ば、ばかっ! 変態ぃーっ!」

突然の刺激で驚いたように陽姫は腰を引いていた。

それを逃すまいと祥吾は腰を掴んで更に舌で擽った。

陽姫のそこはほとんど無味で、少しだけ鉄分を感じさせる苦味があり、無垢な印象だった。

「気持ちいい?」
「擽ったいし……恥ずかしいよぉ……」

瞳は涙が溢れそうに潤んでいて、なんだか痛々しく思える。

「痛くない?」
「痛くはないけど……」

困ったように視線を泳がし、手のひらで口許辺りを覆っていた。
子供っぽい反応に、罪の意識と燃え上がる欲望が渦巻く。

穢れなき交際などすっかり忘れてしまった彼は、ぷくっと膨れている小豆を中指で撫でた。

「ふぁああっ!」

それまでよりも一つ高い声でわななき、口許に添えていた指を噛んだ。

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