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恋と秘密と幼なじみ

第6章 もう大人だよ!

翌日。
急いで学校から帰ってくると祥吾はすぐにやって来てくれた。
あまりの早さに陽姫は制服を着替える時間もなかったほどだ。

「制服も似合うようになってきたね」

祥吾に言われると嬉しくなり、着替えなくてよかったかもとさえ思える。

「ありがと。でもなんか恥ずかしいかも」

付き合う前から褒めてくれる祥吾だったが、付き合い始めてからは更にストレートに褒めてくれるようになった。
それが嬉しくもあり、照れ臭くも感じていた。

照れた気まずさで視線を泳がせているとカーテンが開いてることに気付いた。

「な、なんだか暑いね! 冷房つけようか?」

不自然に笑いながらカーテンを閉め、リモコンを操作する。

「きゃっ!?」

その瞬間、背後から抱き締められ、驚いてリモコンを落としてしまう。

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