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恋と秘密と幼なじみ

第6章 もう大人だよ!

エアコンがぶぅぅーんと低く小さな起動音を上げ、冷気がふわりと二人の熱い体温を冷ましていく。

それで少しは落ち着いたところで唇を離した。

「制服……しわになっちゃう」

黙って脱ぐのは恥ずかしく、そんな口実をつけてボタンに手をかける。

「脱がせてあげる?」
「えっち……」

睨みながらも陽姫は抵抗せずに脱がされていく。
今日はこういう展開を期待していたからフリルのついたハート柄のブラジャーとパンツをおそろいで身につけている。

「かわいい……」

下着だけの姿にされ、祥吾にじっくり見られるとさすがに恥ずかしい。

「私だけとかズルい! 祥吾君も脱いで」
「分かった」

Tシャツにジーンズの軽装だった彼は、すぐに上半身裸になり、躊躇いもなく下半身もパンツ一枚になってしまう。

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