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恋と秘密と幼なじみ

第6章 もう大人だよ!

祥吾の指はだんだん速くなってくる。
もちろん引っ掻いたりしないように注意してくれているようで、力は加減してくれているが、どんどんと気持ちよさが増していった。

「そ、んなにっ……しないでっ……んぅううっ!」
「イキそう?」

この前舐められたときに達した感覚に近付いており、陽姫は必死でコクコクと頷いた。

「イッていいんだよ?」
「や、やだよっ」
「なんで?」
「だって……恥ずかしいんだもんっ……」

頭を真っ白にしながら大きな声を上げてしまうあの感覚は、あまり好きな人に見られたいものじゃなかった。
もちろん好きじゃない人にはもっと見せたくないが。

「大丈夫……イッてくれた方が俺も嬉しいし」
「う、うれしいの……?」
「ああ」

何故自分がいくことが嬉しいのか、理解できなかったが、考えている余裕はなかった。

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