
私たちの家
第1章 一人暮らし
それは1週間ぐらい前
『苺花ぁ~苺花来てー』
あたしの元の家で響く声
あたしは元自分の部屋に居た
自分を呼ぶ声が聞こえたからいそいでその声の主の所まで行く
『何、ママ』
さっきあたしを呼んだ声の主はあたしのママ
『あのねパパがニューヨークに転勤する事になったの』
『へぇーって!!えー…』
まじすか
『でねママも一緒に着いてくわ♪』
じゃああたしも一緒に行くのか
『じゃあ荷物まとめないとねあたしも自分のまとめよ!』
あたしが自分の部屋に行こうとした時
『ちょっとまてぇーい』
といってあたしの腕をつかむママ
『何』
『苺花はJAPANに残るよ?』
JAPAN?………日本に残る!?
『意味わかんないしっ』
なんであたしだけ残されないといけないの!?
『あんた高校とかあるじゃん』
だからっておいてくなよっ
ワナワナ肩を揺らしてるあたしにママはポンポンとあたしの肩を叩いた
『でもあたし一人じゃこの一軒家広すぎだし怖い』
