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愛してるのに,愛せない(続)

第1章 スキマ(続きから)

((西島side))





清水寺を出て,お土産屋が並ぶ坂道を歩いていると





綺麗なハンカチや小物が並ぶお店があった





実「これすごいかわいい!!」





実彩子がそういって手にとったのは,
ガラスでできているキーホルダーだった





店員「とんぼ玉やガラス玉はよく売ってるけど,
縦長のキーホルダーはなかなかないなら人気なんですよ〜」






店員さんもにこにこしながら話している






西「じゃー宇野ちゃん,お揃いにしよっか!」





宇「なんでにっしー。やだ。」





與「宇野ちゃんお揃いにしよ〜!」





真司郎でもいいけど…私は…千晃と一緒がいい…
勇気をだして、千晃に声をかけた





宇「ちあき〜!これどうかな??」





返ってきた言葉は,予想外だった





千「わ〜綺麗!!宇野ちゃんに似合っててすごいかわいいね!!」





宇「いや…そうじゃなくて…お揃いに…しない?」





千「こんな綺麗なキーホルダー,私にはもったいないよ〜。真ちゃんとペアでお揃いにしてみたら?」





いつもと変わらない飛びっきりの笑顔でそう話した千晃に,悪意さえ感じられた





秀「ねぇねぇ日高くぅん,お揃いにしよ♡」





日「きもいwwwww」





浦「みなさんそろそろ移動ですよ〜」





千晃と…お揃いに…したかった
軽く唇を噛みしめて歩いた

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