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愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((秀太side))





秀「俺,ずーっとずっと前から,HR研修よりもずっとずっと前からね」

千「うん」

秀「千晃のこと,好きだった」

千「……」

秀「今でも,千晃の笑顔見るとすごい嬉しくなって元気になって,千晃の隣で自分も笑えてるって思うと幸せになれる」

千「…うん…」

秀「好きだよ,千晃」





自分でも分かるくらい顔が熱い

きっと茹でタコのように顔が真っ赤になっている

でもそんなことどうでもよかった

ただ、まっすぐに伝えたかった





千「秀ちゃん……ありがとう…嬉しい…」

秀「千晃…。ちゃんと俺のこと,フってほしい。じゃないと俺は千晃のこと諦めきれないから。」

千「え,ちょっとまって。私は秀ちゃんのことキライなんかじゃ…」

秀「千晃の心の中にいるのは,俺じゃない」

千「……」

秀「俺は千晃に世界一幸せになってほしい」

千「秀ちゃん…」

秀「だから…ね?」

千「……秀ちゃん,ごめんね。私,秀ちゃんとは…お付き合いできない…です…」

秀「うん,聞いてくれてありがとう」





いざ言われるとやっぱり苦しい

でも悔いはなかった

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