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愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((千晃side))




席替えは隣が直也くん,直也くんの後ろがだっちゃんとなった





だっちゃんの隣は,私が1人になったときに一緒にいてくれたなるちゃん(育歩)






プリントを後ろに回すときや,直也くんと話をするとき







ふとしたときに目が合ってどきどきしてしまう








秀ちゃんに言われて,ようやく気づいたこの気持ち








たぶん,だっちゃんのことが,好き








だっちゃんとしゃべるとすごくどきどきするし








なるちゃんとだっちゃんが楽しそうに喋ってるのを見ると胸が痛くなる






育「みつくん,ここわかんないから教えて!」

日「ここはこうして……こうなるからここをこうすれば……ほら,これで答えでるよ!」

育「みつくんさすが!!すごいわかりやすい〜ありがとう!」

日「まあな!いつでも聞きに来い!」





後ろではそんな会話が繰り広げられていた


正直,かなり堪えた


それに気づいたのか,直也くんが話しかけてくれる




浦「千晃ぃ〜,ここわかんないから教えてぇ〜♡」

伊「ちょ(笑)直子でてますけど(笑)」

浦「あらやだ♡あたし直子♡」

伊「あなたスカートはかないのね(笑)」

浦「スネ毛みえるとか言わないでぇ♡(笑)」

伊「言ってないし(笑)」

浦「あらやだ♡」

伊「直也くん,ありがとね」

浦「なにが?(笑)」

伊「なんでもない(笑)」



いつも私を助けてくれる直也くんが,より一層,素敵な人に見えた

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