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愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((日高side))






今日は実彩子がお茶の買い出しに行くため,真司郎は直也くんたちと帰るらしく,部活帰りは千晃と2人きりになった





日「俺,明日寝坊しそうなんだけど(笑)」

千「え,だめじゃん(笑)」

日「じゃあ千晃起こして(笑)」

千「え,だっちゃんの家でいいなら泊まってくけど(笑)」



予想外すぎる言葉に腰が抜けそうになる



日「…え!?」

千「いや,ちが…その…//」

日「いいよ,泊まってっても」



自分で言って自分で照れる千晃が可愛くて仕方ない



千晃の家に,差し入れの準備に必要なものを取りに寄ってから俺の家に来た





千「わたしだっちゃんのお家好きなんだ〜」


日「なんで?(笑)」


千「統一感あって好き!あとは〜,だっちゃんの匂いでいっぱいで安心するから!」




鼓動が一気に速くなるのがわかった




日「…反則……」


千「ん?なんか言った?」


日「あ,ううん,なんでもない」





その後,差し入れの準備を手伝うことにした





千「今回はおにぎり50個とドーナツ50,サンドイッチ25個作ります!!」

日「なんで25人なのにおにぎりは50個?(笑)」

千「にっしーがお腹空いたってうるさいから二つずつ。(笑)」

日「あれ、はちみつレモンとりんごは?」

千「ふふっ…実は、一週間前から大量に作ってました!」




あれこれ言いながら,ドーナツと野菜を切り終えた




千「おにぎりの具作ったり握るのと,サンドイッチ重ねるのは明日の朝やるから,今日はこれで!」

日「めちゃくちゃ早起きじゃん…」

千「そーだよ!だから8時半には寝たいかな(笑)」

日「いま7時半だよ。お風呂とかどうする?」

千「急いで入っても厳しいね。(笑)」

日「じゃあ一緒に入る?」



ふざけてそう言うと,千晃が顔を真っ赤にしながら怒る

それがまた可愛くて余計いじめたくなる


千「だっちゃん!ヘンタイ!」

日「え,俺は別にやらしいことなんて一言もいってないけど,もしかして千晃…」

千「んなっ……!!だっちゃんのばか!」

日「ごめんごめん(笑)さ,先入ってきていいよ〜」





テレビに反射して写っている自分はやけにニヤついていた


((好きすぎる…))

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