テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第5章 story5 れんあい O×N

*Nside*

「どういうこと?」と詰め寄ってくる大野さんに、なんて答えていいのか分からない。好きだって言ってもいいのかな?
しどろもどろしていると、急に肩を掴まれて向き合わされ、真剣な目で見つめられた。

智「俺はニノの事が好きだ。ニノのも同じ気持ち?」

ストレートで分かりやすい、大野さんらしい告白。
驚き半分と、やっぱり俺の事が好きだったんだと喜び半分の俺。
もう素直に気持ちを伝えるしかないよね。

「この家で、大野さんとご飯を食べて、お風呂に入って、一緒に眠る彼女ができたらと思うと嫉妬した。俺がその彼女になりたいって思った…」

智「それって、つまり…」

そうだよね。この人にははっきり言わないと通じないよな。

「…俺は、大野智が好きだ」

言い終わると同時に強く抱きしめられた。俺も抱きしめ返すと、大野さんの体が震えていることに気づく。
体を離しすと、大野さんの瞳から涙が次から次へとこぼれ落ちていた。

「ちょっと、大野さん?大丈夫?」

智「ごめん。嬉しすぎて、このまま死んでもいいくらいだ」

洋服の袖口で涙を拭いながら答える大野さん。

「死なれたら困るので、今のはなかったことにしてください」

冗談で言ったのに、アタフタしている大野さんがとっても可愛く見えた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ