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＊Sside＊

地方ロケと打ち合わせが終わり、帰宅する時には日付が変わっていた。

潤を起こさないように、そーっと玄関の扉を開けると、グイッと中から手を引かれ、ぎゅっと抱きしめられる。

「えっ？」

潤「おかえり、翔。お疲れ様！」

「えっと、ただいま。潤、起きてたの？明日仕事早いでしょ。休んでて良かったのに」

チュッっと軽いキスをされ、話をしながらリビングに向かう。

潤「明日の仕事が、急遽日程変更になって、休みになったんだ…」

「ホントに？
実はね…俺もロケが延期になって、明日オフになったんだ」

寝ていると思っていた潤が起きていただけでも嬉しいのに、まさかの二人揃って休みなんて嬉しすぎる。

潤「オフが重なるなんて久しぶりだね」

「そうだね」

こうやって、ゆっくり向き合って話をするのも久しぶり。
嬉しくて顔がニヤけるのがわかった。