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はっぴぃえんど⁈

第11章 story11 あいすくりーむ O×N

*Nside*

平日とはいえ、それなりに人はいるわけで…。
でも、カップルが多く自分たちの世界に入っているからか、全く気付かれない。
じゃあ、こんなことしても大丈夫かな?

海を眺めている智の前に移動して、両手で顔をつかみ、俺のほうを向かせた。
ちょっぴり背伸びをして、智の唇に軽いキスを落とした。

智「ちょっ…、和?」

「しっ、騒がないで」

周りに人がいない事を確かめて、もう一度俺からキスをする。

智「ったく、見られてたらどうするんだよ」

「何も悪い事してないじゃん。恋人同士が、デートに来て、キスしただけ」

智「そうだけど…。今の関係が壊れるような事態になったら俺、生きていけない…」

「大袈裟だなぁ。それに、どんなことがあっても、俺だけを好きでいてくれるんでしょ」

智「その気持ちに、嘘はない!」

「それなら大丈夫じゃん」

不安げな顔をしている智の手をとり、今度は俺から恋人繋ぎをして、車に戻った。

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