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はっぴぃえんど⁈

第13章 story13 すとろべりぃむーん

*Nside*

何かを考えるように「そうなんだ…」と呟いた翔さん。
次の瞬間、俺を見つめてニコッと笑うと、俺の頬を両手で掴み自分の方を向かせると、唇に柔らかい感触が走った。

えっ、キスされてる?

翔「ハッピーバースデー、ニノ!」

一瞬で唇は離れていってしまったが、間違いなく翔さんからのキス。
タバコのフレバーがしたキスを、もう一度味わいたくてお願いしてみる。

「翔さん、もう少し長くお願いします」

翔「もう、ワガママだなぁ」

そう言いながらも、チュッとリップ音をたてて、さっきより少し長いキスをしてくれた。
翔さんのキスは心を落ち着かせてくれるような、あったかいキスだった。

翔「なんか、ニノとのキスは癒される…。クセになりそう…」

翔さんも、俺と同じようなこと思ったんだ。長年一緒にいるだけあるなぁ。
翔さん、素敵なプレゼントありがとう。

仕事を終え、次の仕事は潤くんと一緒の打ち合わせ。
今頃翔さん色々思い悩んでいるんだろうなぁ。

6月の月には人の心を惑わす力があるらしい…。
翔さんが、月を眺めながら教えてくれた。
今の俺は正にそれ…。





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