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はっぴぃえんど⁈

第17章 story17 おーたむ☆ふぇすた

*Mside*

翔を助手席に乗せ、車を走らせる。

手土産を買いたいという翔の要望に応え、行きつけの洋菓子屋さんによる。

翔「潤?どれがいいかな?
あんまり甘くない方がいい?」

一生懸命選ぶ翔が可愛くて、自然と笑みがこぼれてしまう。

翔「ねえ?聞いてる?」

「聞いてるよ。それでいいんじゃない?」

翔「も〜う、適当なんだから!」

プンと拗ねる翔もまた可愛くて、やっぱりニヤけてしまう俺は、病気だな。自覚はある。翔大好き病…、一生治らない病気だろう。

会計を済ませた翔が、戻ってきたので実家に向かって、また車を走らせると、20分ほどで到着。

「行こうか?」

中々降りない翔に手を差し出すと、冷たくて指先が震えている。

「大丈夫?具合悪い?」

翔「違う…。なんか緊張してきちゃって」

翔がこんなに緊張しているの、久しぶりに見たかも。

「取って食われやしないから、大丈夫だよ」

翔「それは分かってるけど…」

翔の手を握りしめ、二人並んで玄関に並び、インターホンを鳴らした。


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