テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第21章 story21 ぱられるわーるど①

*Sside*

妊娠できる体をもっていた俺は、最愛の潤との赤ちゃんを授かることができた。

でも…事務所も、潤の両親も俺の両親も産むことに賛成してくれない…。

無事に産める確率が低いし、直ぐには理解して貰えると思ってなかったけど、赤ちゃんの存在を否定されてるようで、何だか悲しかった。
俺と潤の愛の結晶なのに…。

翔「この子、俺の体に宿ってくれて奇跡だと思ってたのに、本当は望まれない子なのかな…。誰も喜んでくれない…」

「翔、俺は本当に嬉しいよ。両親達だって翔のことが心配なだけで、子どもができたことは嬉しいと思ってると思うよ」

翔「でも、結局は、下ろせってことだよね」

思わず声を荒げてしまう。

潤「翔、落ち着いて。ね?」

「だって、誰も赤ちゃんのことなんて考えてくれないじゃん!」

俺を宥めるように話しかける潤に、なんかイライラしてしまい、当たり散らすように大声を上げてしまった。

潤「翔、落ち着いて…」

その時だった。

「あっ、いたっ…」

急に痛みを感じて、お腹を抱え込みそのまま蹲った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ