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はっぴぃえんど⁈

第23章 story23 はっぴぃ❤︎ばーすでぃ⁈〜2018〜M×S❷

*Sside*

……怖くて聞けないけど、一泊いくらなんだろう?

想像以上の広さと、品格漂う部屋に圧倒される。

その中でも、ベッドルームは見たことがないくらい豪華だ。

これからここで潤と過ごすことを想像して、顔が少し赤くなった。

部屋の隅々まで探索して、一息つこうと思った時、“ピンポーン”とチャイムがなった。

潤がインターホンの画面を確認して、鍵を解除した。

こんな時間に誰?

「失礼します」と入ってきたのは、大きなトランクバッグを持った、スーツで身を包んだ男性。

潤「今日はすみません。よろしくお願いします」

男性「いつもありがとうございます。今日はゆっくりとお選びください」

テーブルの上に置いたトランクバッグをカチャっとあけ、でてきたのは…。

「これは…?」

潤「家族にも事務所にも認めてもらえたし、翔と一緒に選ぼうと思って…。マリッジリング」

バッグの中には、シルバーに光る指輪が何種類も並んでいた。

潤「ずっと一緒にいるっていう証にしよう」

「潤…」

涙腺が崩壊した俺は抱きしめられ、溢れてくる涙は潤の胸に染み込んでいった。



潤「落ち着いた?」

「ぐすっ…うん、シャツ涙で濡らしてごめんね」

潤「気にすんなって。よし!一緒に選ぼう」

二人で一つ一つ手に取り指輪を選ぶ時間が幸せで…とても嬉しかった。

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