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はっぴぃえんど⁈

第24章 story24 ぶらっどむーん O×N×A

*Aside*

暦の上ではもう少しで春を迎えようとしているけど、まだまだ寒い日が続いていて例年にない大雪。
インフルエンザも猛威を振るってるし、家でゆっくりしようとゴロゴロしていると、スマホが着信を知らせている。画面を確認するとニノからだ。

『もしもし』

和『もしもし、相葉さん?今日オフでしたよね。今からお邪魔してもいいですか?』

断る理由もないので、「気をつけてきてね」と返事をして電話を切る。
なんかいつもより沈んだ声だったのが気になったけど、何かあったのかな?

窓から外を眺めると、いつもより大きくそして赤い月が雲の隙間から見えた。ニノは、まだ来ないな。

ニノが好きなコーヒー豆をセットし、部屋にコーヒーのいい香りが漂いはじめたころ、チャイムがなる。

和「お邪魔します」

「寒かったでしょ。早くあがって」

ニノは 自分の家のようにリビングにスタスタ歩いていくと、ソファーにドスッと座った。

「今コーヒー入れるから待っててね」

コーヒーを入れながら、ニノの様子を確認すると、俯いたままソファーに座っている。
絶対何かあったよな…。

リビングに戻って、あったかいコーヒーをニノの前に置き、ニノの言葉を待つ事にする。

和「相葉さん…」

顔を上げたニノを見て、一瞬驚いた。
何か思いつめているような、悲しみを含んでいるような表情。

「何かあった?」

俺は恐る恐る聞いてみた。



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