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はっぴぃえんど⁈

第24章 story24 ぶらっどむーん O×N×A

*Nside*

3人で暫く抱きしめあっていると、智の優しい声が聞こえてきた。

智「何があっても、ずっと一緒にいような…」

こんなに愛してくれる人が側にいるのに、俺は…。
なんだか胸が熱くなって、溢れた涙は智と相葉さんの胸に伝っていった。

雅「ニノ?」

智「和…、自分の思うように進みな」

智は、俺の心の中が分かっているのか、それ以上何も言わず、涙が止まるまでずっと抱きしめていてくれた。


どのくらい、3人で抱きしめ合っていただろう…。

「なんか、色々ごめんなさい…」

智「気にするなって。もう大丈夫?」

コクリと頷くと、微笑み返してくれた。

雅「あっ、今日も満月だね」

相葉さんが窓から見える月を指差した。

そういえば、始めて3人で愛し合った俺の誕生日も、満月だった。

智「今日はスーパームーンとブルームーンとブラッドムーンという3つの現象が起こる珍しい日らしいぞ」

生憎の曇り空。いつもより赤く輝く一回り大きい月が、雲の隙間から顔を出すと、左の下が欠け始めていた。

月食の様子を3人で眺める。

満月は、俺に力をくれるのだろうか…。
それとも、徐々に欠けていく月は、俺を見放し、災いを呼ぶのか…。

それはまだ分からない。


〜ぶらっどむーん・えんど〜






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