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はっぴぃえんど⁈

第33章 story33 はっぴぃ❤︎とらべる⁈ M×S

*Mside*

夕飯のメニューは、パスタと簡単なスープとサラダ。

料理が苦手な翔も、「サラダは任せて」とレタスをちぎってキュウリとトマトをスライスし、サラダを作ってくれた。
その間、俺はパスタとわかめスープを仕上げる。
時々俺の手元を覗きながら料理をする翔。二人でキッチンに立つ日が来るなんて、付き合った頃の翔からは考えられないね。
なんせ、得意料理は麦茶だし(笑)。

翔「ニヤニヤして、何?俺なんかおかしい?」

「いや、二人でキッチンに立って料理しているのが、楽しいな〜と思って」

翔「潤のおかげだよ。料理に興味を持てたの。ちょっとは、上手くなったでしょ」

「そうだね、ネギとニラも間違えなくなったしな」

翔「バカにしてる?」

「してない!してない!ほらっ食べよう」

出来上がった料理をテーブルに運んで、席に着いた。

「「いただきま〜す」」

今日の仕事の話をしながら、夕食を食べていると、そういえばと思い出す。

「あのさ、30日なんだけど…」

翔「ん?」

「みんなその日はオフらしくてさ、俺の誕生会を開きたいってニノに言われたんだけど、翔の予定は?」

翔「あっ…その日は…」

口ごもり、表情が曇った翔。
俺の誕生日だし、絶対に何か考えていたに違いない。
けど、あえて知らないふりをしてみた。

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