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はっぴぃえんど⁈

第34章 story34 ぱられるわーるど③

*Mside*

翔の話を真剣に聞いている三人。

話し終えると、いちばん最初に口を開いたのはニノだった。

和「翔さん、この前も言ったけど、体を一番に考えて。それは、産むなっていう意味じゃないですよ。赤ちゃんを無事に産むために一番いい方法を取ってくださいってことです」

雅「俺も同じ意見。赤ちゃんを産む事は翔ちゃんにしかできないんだから」

翔「ありがと…」

「リーダーは、どう思う?」

まだ何も喋っていないリーダーに、みんなの視線が移った。

智「俺も翔くんの気持ちを尊重したいと思う。…でも」

「でも?」

話の続きを促すと、俺と翔を交互に見ながら話始めた。

智「でも、個人の仕事もそうだけど、グループの活動の事も考えないと…。それには、やっぱり事務所に分かってもらわないと話が進まないんじゃないかな」

「その事務所をどう攻略するかが分からないから困ってるんだ…。何がいい方法はないかな?」

智「それじゃ皆んなで今から行こう。翔くん、体調は大丈夫?」

翔「今は、落ち着いてるけど…本当に行くの?突然行っても…」

「それに、何も考えないし行っても…」

事務所に五人で話をしに行っても、対策も考えていないんじゃこの前と何も変わらない。

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