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はっぴぃえんど⁈

第34章 story34 ぱられるわーるど③

*Sside*

突然、事務所に行こうと言い出した智くん。でも、家族にも反対されて、もう打つ手がない状態なんだよ。
しかも、これから行っても誰もいないんじゃ…。
でも、智くんの口からは意外な答えが返ってきた。

智「事務所には連絡入れてあるから。松潤の車、出してくれる?」

「えっ、連絡してあるの?」

あまりの要領の良さに、びっくりしてしまう。

智「こういう事は先延ばしにしちゃダメだと思う。翔ちゃんの体っていうか、命がかかってるんだよ。もし、今日分かってもらえなくても、分かってもらえるまで説得しなくちゃ!」

「智くん…」

潤「リーダー…」

こういう時、きちんと前に進む道を提示してくれるのは、やっぱり智くん。

そうだよね。俺の気持ちはもう変わらないんだから、事務所に理解してもらうしかない。でも、1つ不安がある。事務所が聞く耳を持たなかったら?

「あの…智くん…。事務所に分かって貰えないときは、俺…この仕事辞めようかって考えてる…」

智「…翔くんの事だから、そう言うと思ってた。でも翔くんが辞めた時点で嵐も解散だよ。五人いないと嵐じゃないんだから…」

解散…。
その言葉を聞いて、事の重大さを改めて感じた。

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