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＊M side＊

俺の胸に顔を埋めていた翔から、スースーと寝息が聞こえてきて、寝室に移動すると、そっとベッドに横にした。

「無理させて、ごめんな…」

可愛い寝顔にキスをして、リビングに戻る。

ソファーには、事情後と分かる後が残っていて、さっさと片付けていると、翔の読んでいたマタニティ雑誌が床に落ちたままになっていた。

「こんなのに惑わされるなんて、よっぽど不安だったのかな…」

雑誌を手に取り、パラパラとめくる。

所々にアンダーラインが引いてあったり、まるで囲んであったり、出産までの流れや準備などしっかり予習しているのが伝わってきた。

「翔らしいな。俺も、少しは勉強しないと…」

そう思って、雑誌をめくると、一際大きく赤ペンででチェックされているページが目に止まった。

内容を見て、熱心に勉強している翔を思い浮かべて、ちょっと笑ってしまう。

「妊娠中のセックス……」

俺も予習しておこうと、雑誌を開いた。