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Baby love

第10章 キスの続き。




でも、こないだ潤の部屋でキスをした時・・・
たぶん、あいつ勃ってた。
俺とのキスで興奮してたって事だよな。



自分以外の男のモノなんか触った事無いし、考えたくも無いけど・・・
潤に触れたら、どんな風になるんだろう。
背中をなぞった時の反応を見ると、結構敏感そうだ。



A「翔ちゃん、顔。ヤバイ。」



S「はっ!!」



いかんいかん。
妄想でおっ勃つところだった。



S「やっぱ、初めは“抜きっこ”止まりにしておくべきだよな?」



A「うーん・・・俺もにのちゃんとしかシてないから、分かんないけど・・・
いきなりエッチは厳しいんじゃない?」



そうだよな、ニノが大泣きした程痛いんだもんな・・・
きちんと準備を整えていかないと。



A「てかさ、翔ちゃんが挿れるの?」



S「・・・は??」



A「え、逆??」



S「・・・・・・・・・・」



A「俺に相談って事は、挿れる側かなぁって思ったんだけど。」



S「ああ、俺が抱くつもりだけど・・・」



え?そうだよね?



S「・・・・・・・・・・」



え?!そうだよね?!
そんな話してないけど、雰囲気的にそうだよね?!



S「お前らって、相談した?」



A「・・・してないんだよね。
にのちゃんが、“俺に挿れたいんでしょ”って言ってくれて。」



S「メッチャ可愛いな!」



A「でしょぉ?!ふふ・・・しかもさ、エッチしようなんてエロく誘ってきたくせに、
“初めてだから優しくしてね?”なんて上目遣いで言われてさ。
もう理性ぶっ飛んじゃった♡」



S「すげーなニノ!
小悪魔どころじゃねーよ!」



A「可愛いでしょー♡
結局痛いって泣いちゃって出来なかったんだけど・・・」



S「分かる。分かるぞ雅紀。」



A「だよね?!初エッチで泣かれるとかさ、この歳になるとキュンキュンしちゃうでしょ?!
なんかイケナイ事してるみたいっつーか、初めてを貰っちゃうんだー、みたいな?!」



S「やべぇなそれ!」



デレデレとノロケる雅紀が、はっとして俺に向き直る。





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