テキストサイズ

Baby love

第12章 すれ違い。




M side




N「どうなんですか、最近。」



いつもの楽屋、俺の隣でカズが寛いでいる。
いつも思うけど、ゲームしながら喋れるってホント器用だよな。



M「別に。いたって普通だよ。」



ユックリ会う時間はあまり取れていないけど、翔くんはいつも優しい。



N「良いなぁ、1番良い時だよねぇ。」



M「なにがだよ。」



んふふっと笑って、カズが顔を近付ける。



N「エッチ前の、ドキドキした感じとか?
お互いが求めてるのに、デートする暇が無くて出来ないもどかしさとか・・・?♡」



M「ばっ・・・・・」



バカじゃねーのかって叫びは口を押さえて堪える。
他のメンバーに聞かれたくない!



N「・・・で、どうなの?
イチャイチャはしてんでしょー?
翔さん、気持ち良くしてくれる?」



どストレートに聞くなよ!
俺を撫でる翔くんの手を思い出して、体が熱くなった。
まだ、あの1回しか抜きっこもしてないけど・・・



M「気持ち良いよ?」



恥ずかしがるのもカッコ悪いから、開き直って答える。



N「へ〜♪翔さんうまいんだ?」



M「うん、まぁ・・・」



N「なになに、どんな感じ?」



M「・・・ねちっこい。」



N「あははははははっ!!」



爆笑するカズに、メンバーがコッチを見た。




M「もう!あんま大きい声出すなよ!」



N「ゴメンゴメン。笑
だって、ねちっこいって・・・
ふふ、翔さん、そうなんだ。笑」



M「手つきがいやらしいんだよ。
焦らすのが好きみたいで、
なかなかイかしてくんなかったし。」



N「俺そういうの好きだけど♡」



M「お前Mだもんな。」



N「なに、満足出来なかったわけ?」



M「・・・大満足。」



N「結局ノロケじゃん!」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ