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Baby love

第3章 たぶん、恋をした。




夢を見てるみたいだ。
潤と俺が、2人で飲んでる。



あ、俺ん家で飲んだ日??





潤が飲み過ぎだって俺を心配している。



M「もう俺帰るよ?ちょっと、大丈夫??」



S「何で帰んだよ、明日休みだろ?
泊まってけって!!」



M「いや、でも悪いし、」



S「なんだよ、力比べに勝ったからって俺を置いてくのか?!」



え、力比べ負けたのかよ俺。
カッコわる!!
てか俺酔い過ぎで言ってる事メチャクチャ!!



M「もう・・・何言ってんだよ。」



呆れる潤に、あろうことか俺は抱き付いた。



M「ちょっと!翔くん?!」



S「眠い・・・」



M「え?待って、ここで寝ないで!ベッド行こ??」



引きずるように俺を寝室へ連れていく。
潤、すまん・・・。



S「もう、重い・・・パジャマは・・・もう良いか。」



はぁ、はぁ、と肩で息をする潤が、俺をベッドに寝かせて布団を掛けようとした時。



腕を引っ張って、潤を引き寄せた俺。



M「うわっ・・・」



俺の隣に倒れ込んで、潤が固まる。
鼻先が触れそうな程、距離が近かった。




S「明日、どっか行くか。」



M「え・・・・・・・・?」



S「せっかくの休みだろ、どこ行きたい?」



M「どこでも・・・て、え?!ホントに??」



S「なんだよ、嫌なのか?」



潤がぶんぶんと首を振る。



M「・・・じゃあ、ホームセンター。」



S「は?」



M「翔くん家、ホントにキッチン何も無いだろ。
少しは揃えとこうよ。
掃除道具だって足りない。」



S「まじで言ってんの?」



M「うん。」



S「買ったら、潤が飯作ってくれんの?」



M「・・・いいよ。」



S「掃除も?」



M「うん。」



S「やった!じゃあ明日は買い物だな。」



M「ふふ、うん。掃除し足りなくて、飲みながら気になってたんだよ。」



S「まじかよ。お前良い奥さんになるなぁ・・・」



M「・・・何だよ、それ。」



いやいや。
何だろう、この甘い会話は・・・
これ本当に俺と潤か??



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