Baby love
第25章 ご対面。
S「俺がどれだけお前を心配してるか・・・
昨日だってな、どんなメンバーかも分かんねぇのに遅くまで飲みやがって・・・
ちゃんと恋人がいるって言ってんだろうな?!」
M「はぁ?メンバーなんか言ったって翔くんの知らない奴ばっかだよ!
てかわざわざ恋人がいるとかも言わないから。
野郎ばっかの飲み会だよ?」
S「それが嫌なんだよ!
お前の交友関係は全部把握したい!
てか恋人いるって言えよ!」
M「把握って・・・信じらんない。
翔くんキモいよそれは!」
S「キモくて結構!!
てか野郎ばっかの飲み会だから安心しろってのは無理だからな。」
M「なんでだよ!」
S「お前が可愛いから!!!!!」
M「・・・バッカじゃないの!
翔くんだけだよ俺を可愛いなんて言うの!
俺をどうこうしようなんて奴いないっての!」
S「分っかんねぇだろそんなの!
こないだ智くんの前で色気だだ漏れで飲み潰れてたくせに!
あれ智くんじゃなかったら襲われてたぞ?!」
M「んな訳あるか!!」
S「んな訳あるんだよ!!」
「ちょっと・・・良い加減にしなさい、2人とも。」
母さんにお盆で小突かれて我に返った。
ヤバい、父さんの前だった。
難しい顔をした父さんが、ユックリと口を開く。
「恋人がいるのに、飲み歩くのは関心しないな。」
S「は?」
M「え?」
「お父さん?!」
思いがけない父さんの言葉に、
全員が固まった。