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スケートリンクと溺愛コーチ

第9章 アイススケートフェスティバル その3




柚ちゃんには、才能があった。



きっとこれからどんどん伸びていって、私が立ち止まっていたら簡単にぬかされてしまうだろう。




「もう、負けない。」



絶対に。



「やっと・・・いつもの杏莉に戻ったね。」




「うん。迷惑かけてごめんなさい。私・・・頑張るから。これからも指導、お願いします。」




「!! うん、手抜きはしないよ。」



「はい!!」



「じゃあ、リンクに戻ろうか。」




そう言うとラファは私の手をとり、リンクへとむかった。


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