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FRIENDs -ars短編集-

第3章 イタズラ M×N

Nサイド


俺の彼氏は変態だ。

それはもうとてつもなく変態。


今までにしたプレイ。

そんなの星の数ほどある。


玩具。拘束。媚薬。

コスプレ。目隠し。放置。公開。


これ以外にもたくさん。


今日も、いつもと同じだと思ってた。





俺のお腹の中で鈍い音と共に震えるアレ。

でも、その音は周りの雑音でかき消される。


「ニノ…熱あるの?なんか、辛そうだよ。
顔赤いし、息も荒いけど…大丈夫?」


何回も、色んな人に言われた。

その度に同じことを繰り返す。


「うん大丈夫。気にしないで。」


でも、その言葉はどうしても
吐息が交じり、震える。


トイレで出してしまおうかとも思ったけど、
いつもすぐそばに潤くんがいる。

とてもじゃないけど、そんな勇気ない。


スタッフの人達のことは、なんとか
かわしてきたけどメンバーの目は騙せない。


あぁ、またか。

なんて言って呆れられる。


それもこれも潤くんのせいだ。

みんなにバレたのがバレたら、
確実に、今日は寝かせてくれない。


俺は潤くんがトイレに行っている間に
みんなに告げた。


「あの、みんな…潤くんには、言わないで…」

「え、あ…もう言っちゃった…」


嘘…あぁ、これで今日も…

恥ずかしい仕打ちを受けることになるだろう。


それを少し心待ちにしている
俺もどうかと思うけど。


「なんて言ったの…?」
「お前またイタズラしたのかよって…
ダメだった…?」


もうこれはイタズラってレベルじゃない。

調教っていうか。鬼畜っていうか。


そんなレベルに達してる。




やっぱり、俺の彼氏は変態だ。

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