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FRIENDs -ars短編集-

第7章 大切なもの S×M

Sサイド


ふふ…潤はメールでも可愛さ溢れ出てるな。

抑えきれてない。笑


まず絵文字つける時点で女子だし
好きだよは言うくせにハートは恥ずかしいって
普通逆じゃねーか?笑


「っふふ…」


あー、早く潤に会いたいなぁ。
抱きしめたい。ちゅーしたい。


「彼女ですか?櫻井くん。」
「え?」
「いや、今すっごいニヤケてましたよ?笑」
「そんなんじゃないよ。思い出し笑い。」
「ホントかなぁ…笑」


そう話しかけてきたのは小山。


「なに?彼女いるんですか?」
「なんだよ亀まで~。いないって。
あ、まぁそれっぽいのはいるけど…」


それっぽいの…ふふ…

潤を思い出すと余計に
会いたい気持ちが強くなる。


「やっぱりいるんじゃないすか!」
「あ、ちょ、違う!違いますよみなさん!」


俺は周りの人にも言い広める。


「ね、今そんな元気でも
寝とかないと後がしんどいよ?
ね?寝よ?ね?」
「まぁ、そうですねぇ~…
聞きたかったなぁ、櫻井くんの恋愛話。」
「俺のなんか面白くないよ。」


だんだん静かになっていく2人。

というより亀はもう爆睡。

いつの間に寝たんだよ。


俺も少しだけ眠くなってきて
目を閉じてみるとすとんと意識が落ちた。
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