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×××だけのプリンス

第7章 S&ANOM 俺の城(ハーレム)

っ…は?なんで俺んち…?


俺はまだ働かない頭で
考えながら、そばにあったものに抱きついた。


「あ、翔さん。起きたの?」





「はぁ!?ニノ!?」


ふと見上げると、ニノがいて
俺が抱きついていたのはニノの体。

な、なんでここに…

俺が呼んだ?いやでも、一緒にいたのは雅紀…


「ふふ、なんでそんな焦ってんの。
俺は相葉さんから『ニノー、助けてぇ~』
って電話がきたから来たんですよ。」


聞いたところによると、
俺は昼間っから出来上がっちゃったみたいで
雅紀が急な仕事が入ったから
ニノが俺の介抱をしてくれたと…


で、なんで膝枕なんだよ
と思いながらも起き上がる。


「うっわー、まじか、ごめん!今何時?」
「今は4時です。」


4時…


「もー、翔さんち何にもないんだから。
しょうがなーく俺が膝枕を…」
「そういうことかごめん!」


周りを見ると、やっぱり部屋の真ん中に
ニノと俺がいるだけのがらんとした部屋。

すると立ち上がろうとしたニノが
急にそわそわしだす。


「どした?ニノ。」
「翔さんのせいでしょ!」
「え?」


思い切って立ち上がったニノだけど
すぐにストンと座ってしまった。


「あ、足しびれた…」
「…俺のせいか!ごめんっ!
お詫びに今度は俺が介抱するから!」
「もーいいよ。大丈夫。
そんな大袈裟なもんじゃないって。」


時間が経てば治るからって
しばらく俺んちにいることにした。

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