無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「滑走路」

これも自衛隊の話。

休みの日に基地の外でお酒を飲んだんだ。

自衛隊の飲みのペースはだいぶ異常。

比較的、お酒に耐性があるはずの俺もベロンベロンになるのは良くあった。


その日もだいぶ酔っ払いになって。

基地に帰って来て倒れる様にベッドに横になったんだ。

で、そのまま寝ちゃってた。


お酒を飲み過ぎた時って、夜中の変な時間に目が覚めたりしない？？

俺もそんな感じでさ、目が覚めちゃったんだ。


腕時計も外さずに寝ちゃってたか・・・。

時間を確認すると３時ぐらい。


寝ぼけ半分、酔い半分、目も半分開いてないし、頭もまだ寝てる状態。

その腕時計を外して枕元に置いて。

今日は寒いなぁって思いながら毛布をしっかりと掛けようとしたとこで異変に気付いた。


えええっ？！

どこだココ？？！！

何だこりゃ？！！！

事態を把握するのに暫く時間を要したが。


何故だか滑走路の真ん中で寝てたんだ。

ベッドごとwww


誰だよ、こんなイタズラすんのww

ベッドを部屋まで戻すのは超大変だったぜwww


目が覚めたら全然違う場所って言うのは。

結構な恐怖体験じゃないか？ww