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オナニーのススメ

第6章 勝負のススメ

ある日の事。

森から電話。

森「狂蝶、麻雀やんない?」

俺「いつどこで?」

森「明後日とかどう?」

俺「麻雀は良いんだけど、もしかして鹿児島まで来いとか言ってる?」

森「車で来れば近所よ?」

俺「ふざけんなww」


福岡ー鹿児島間は約300キロ。

下道を平均40km/hで走ると7時間半。

休憩無しでね!!


俺「じゃあてめーが来いやww」

森「こっちの女の子とやるから会場は鹿児島寄りじゃ・・・」

それを遮って、

俺「妖怪だったら今度こそ、ぶっ○すよ?」

森「大丈夫!俺のタイプじゃないから安心しろww」

※森も自分の悪趣味は自覚してたww


俺「分かったけどさ、車は姉貴に貸してるよ?」

森「ヤックル居るやろ?w」

俺「てめーwwマジでふざけんなwww」

車で7時間半なら、ヤックルだと倍近くかかるww

しかも季節は1月で冬。

こんな時期に原付で長旅とか正気じゃねーww


でも。

行っちゃったww

今にして思うとこの行動力は驚異だなww

今だと休みの日に買い物に出るのもめんどいのにww


そして、荷物が多いのは嫌だから、かなーり軽装備で行ったんだ。

南下してくから気温は上がってくし、まぁ平気っしょwww

そんな軽いノリだったけど。

昼前ぐらいに出発したんだけどさ。

日の沈んだ熊本辺りの山道でだいぶ後悔したww


寒過ぎて明らかにヤバイwww

って言うか、感覚がとっくにあちこち無いwww

意識もだんだん遠くなる様な?ww

朦朧とした状態でずっと運転してる。

寒さもあんまり感じなくなって来てたけど。

雪も降って来てて、身体の前面は雪でコーティングされてるみたい。

眠い。

って言うか、コレヤバいっしょww


懸命に意識を繋ぎとめながらひたすら鹿児島を目指した。

休憩込みだけど出発してから約15時間後、俺は鹿児島に到着したwww


森「早かったね!」

俺「・・・・・」

喋る気力も無くて、ストーブの前に直行ww

あったかいよ〜ww

そうしてると、今更ながらに奥歯がガチガチとなるぐらいの震えが止まらないww

動ける様になるまでに2時間ぐらいかかったww


良い子のみんなは真似しちゃダメだよ☆

そして。

そんな思いまでしたのに。

女の子はやっぱり妖怪だったとさ。

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