テキストサイズ

Christmas短編集

第2章 Christmas kiss

 こうして色々見ているうちに、あっという間に夕方の6時27分。急いで4階のガーデンへ。

 ガーデンには、周りにイルミネーション。中央に噴水がある。雪が少し積もっていて、白い粉がはらはらと舞う。

 6時半、オルゴールが流れ出す。それに合わせて噴水が踊り出す。夜の空気、イルミネーションと銀世界。噴水のロマンチックな雰囲気。

 話していてふと目が合うとキスをする。甘く重なるシルエット。春斗のことしか考えらない。

 ずっとこうしていたい──。

 ささやかで幸せな2人の時間。

 夢が現実になった瞬間だった。


End

ストーリーメニュー

TOPTOPへ