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腐男子恋愛日常-parallel world-

第8章 ~新たな日常~

「あぐッ…。」

包丁は、僕のお腹の上に刺さる。

「歩!!」

「兄さん!!」

包丁が刺さり、僕はその場に倒れる。

◇日向家2階・歩の部屋◇

-歩視点-

「研磨君ッ…!」

……何だ、夢か…。

「何か、目覚めが悪い夢だったなぁ…。
それに、妙に現実感がある夢だったような…。」

どんな夢だったっけ…?

……あれ…?

悪夢だってのは、感覚で覚えてる筈なのに肝心な夢の内容が、どんだけ思い出そうとしても思い出せない…。

それに、何故かお腹辺りに変な感じがする…。

自分のお腹を確認すると、特に何もなっていなかった。

「悪夢の内容なんて、思い出す必要ないんだけどね」

ふと、部屋の時計を見る。

「うわぁ、まだ夜中じゃん…。」

僕は、再び目を閉じる。

「悪夢の事なんて忘れて、次は良い夢を絶対に見ようっと…。」

すると、すぐに睡魔が襲ってきてそのまま眠った。

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